完全失業率などの労働力調査【平成26年4月速報】
総務省統計局による、労働力調査(基本集計)の平成26年4月分の数値が発表になりました。景気の回復基調は続いており、就業者数は16ヶ月連続の増加、完全失業者数は47ヶ月の減少となりました。
就業者
就業者数は6338万人で、前年同月に比べて26万人(0.4%)の増加となりました。これで16ヶ月連続の増加です。男女の内訳は男性17万の増加、女性9万人の増加となっています。
気になるのは就業数の正規社員と非正規社員の内訳です。正規の職員・従業員数は3288万人で前年同月と比べて40万人の減少、非正規の職員・従業員数は1909万人で前年同月に比べて57万の増加となっている点です。
景気が回復基調といっても、各企業が新興国との競争の中で身を削りながら利益をだしている現状が見えてきます。
完全失業率(季節調整値)
完全失業率は3.6%で前年と同率です。男女の内訳は男性3.8%、女性3.4%になっています。
完全失業者数
完全失業者数は254万人で前年同月に比べて37万人(12.7%)の減少となりました。これで47ヶ月連続の減少です。男女の内訳は男性24万人の減少、女性13万人の減少となっています。
求職理由
完全失業者の離職理由は、「勤め先や事業の都合による離職」は47万人で、前年同月に比べて16万人の減少、「自発的な離職(自己都合)」は90万人で14万人の減少となっています。
年齢階級別完全失業者数
男性は「65才以上」を除く全ての年齢階級で前年同月に比べて減少、女性は15~44才の年齢階級で減少したものの45才以上では増加しました。
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