挫折しない勉強法!
効率的な勉強法はいろいろありますが、結局は「やった分だけ身につく」が原則なので、少しの勉強で合格できるといった「魔法のような勉強法」はありません。
ですので、生活のなかに勉強を組みこんで継続して続けていくことが重要になってきます。
勉強をコンスタントにこなし、途中で挫折しないための「継続力」を手に入れることができれば、ますます合格が現実のものになってきます。
すぐに勉強にとりかからない
勉強するためにつくった環境に身を置くことで、勉強することへの意識が高まりすんなり勉強にとりかかることができるようになります。
人は勉強する環境を整備すればするほど、その目的にそった行動をしたくなるものです。そのためやるべきことは以下のことです。
いらないものを部屋から追い出す
テレビ、マンガ、雑誌、スマホなど勉強を中断させる可能性のあるものは追い出しましょう。
「整頓」ではなく「整理」する
『「整頓」=片づけ』、ではまたすぐに部屋が散らかってしまう可能性がおおいにあります。『「整理」=捨てる』、ことで部屋がシンプルになり勉強の効率も高まります。
ワクワクする勉強道具を用意する
ノート、えんぴつ、筆入れなどの勉強道具を使いやすく素敵なものに変えることで、勉強するテンションを上げることができます。道具の力をあなどってはいけません。
勉強を習慣化する
勉強は習慣化し、続けられるようにすることが重要です。「勉強をしない日は何か落ちつかない…」、こういう気持ちになっているようであれば、すっかり勉強が習慣化されている証拠です。
こういう気持ちになれば安心なのですが、勉強に取り組みはじめた初期の段階では、まだ勉強をするクセがついておらず、挫折する可能性が非常に高くなっています。
しっかり継続できるようにするには、勉強を自分の生活サイクルの中に組み込み習慣化しなければなりません。
そのためにはどうすれば良いのか見ていきましょう。
足し算の発想で勉強スケジュールを組まない
足し算の発想で、普段の生活の中に新たに勉強を入れようとしても決してうまくいきません。
私たちはムダな時間も含めて、何年も同じ生活習慣を続けているわけですので、簡単にプラスできるわけはなく、勉強しようと思っても通常の生活習慣に負けてしまい簡単に挫折してしまうことでしょう。
生活習慣の中で何を捨てるか決める
ですので、よく自分の生活を見渡して何を「捨てるか」決めましょう。それから「入れる」ことを考えるのです。
この作業では、不要と思える習慣だけでなく、大事だと思いこんでいる習慣も含めて検討しましょう。自分の生活に聖域をもうけてはいけません。
本当に必要な勉強か考えてみる
自分の習慣に組み込みたい勉強が、ほかの習慣を捨ててまで必要なものかを考えてみる必要もあります。
合格しても著しく見返りが少ない、明らかに達成できないものであれば、もう一度考えてみたほうが良いかもしれません。
勉強に費やした時間と労力に見合うリターンがあるなど、納得のいく理由がはっきりしていれば勉強の習慣化に力強くつながっていきます。
挫折しない計画の立て方
勉強の計画を立ててもほとんどその通りにはいきません。そのことを前提として、スケジュールを組むことが必要になります。
イレギュラーな事態が起きたときにどう対処するかが挫折しない計画の立て方になります。
理想の計画を立てたらそれを割り引く
勉強を始めたばかりのやる気マンマンの頃に立てた計画は、気持ちも盛り上がっていますのであれもこれもと目いっぱい盛りこんだ壮大な計画になっている場合が多くあります。
そこで思いきってこれを割り引くのです。本当にこれで足りるのかと思ってしまいますが、半分にしてもけっこうな量になっているものですし、現実的なラインに合わせていくほうが結果的に長続きします。
1日だけでなく1週間単位でも考える
イレギュラーな事態がおこり、1日のノルマを半分しかできなかったとします。翌日頑張って取りかえすべく抽象的な気持ちでのり越えようとしますが、そこは長い目で見て1週間のトータルの勉強量で考えてみましょう。
遅れを次の日だけで取りかえすのは大変なことですが、1週間であれば1日勉強できなくてもあと6日間あるので、あせらず余裕をもって遅れを挽回することができるのです。
すぐ動けるような具体的な計画にする
計画が具体的であればあるほど人間はスムーズに動くことができます。「明日の朝勉強しよう」より「明日の朝、1時間勉強しよう」の方が、さらに「朝の朝、1時間、問題集を10ページ勉強しよう」の方が無意識に行動できるようになり、習慣化が早まります。
モチベーションUPのカギ
勉強をしていると、どうしてもやる気がおきない。以前より点数がとれなくなった。など気持ちが落ちこんでしまう時期がやってくるものです。
そんな時は気分を変えるような勉強法も必要ですね。
勉強する場所を変える
喫茶店、ファミレス、図書館など、いつもと環境を変えて勉強することにより、気分転換になり集中力も増します。
勉強を始めた理由をもう一度考えてみる
なぜこの勉強を始めたのか、この資格を取得するメリットは何か、どうなりたいのかなどもう一度考え直してみましょう。
この勉強の先にある未来のバリバリ活躍している自分の姿がはっきりと思い浮かべることができれば、やる気もわいてくることでしょう。
勉強しない!
勉強が手につかない、忙しくて勉強をする時間がなかった。こういう日があると勉強の予定が遅れてしまい自己嫌悪におちいってしまいます。
そうなるとモチベーションも下がってしまい良いことはありません。そんな時は「今日は勉強をしない、休みの日だ」と割り切ってしまいましょう。
気持ちを切りかえることで、勉強をしないことがストレスにならず、次の日から机に向かうことができるようになります。
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