試験直前期のすごし方 ~新しい教材に手を出さない~
いよいよ本試験が迫ってきました!準備万端な人、最後の追い上げにかける人、ややあきらめ気味な人いろいろな心情で最終月を迎えていると思います。
さて、試験日が近づいてくると、予想問題集などを解く機会が多くなるかと思いますが、その出題のなかで今までまったく目にしたことのない問題、難しい通達や判例などが出題される場合があります。
そうした難しい問題を解けないことが不安になり、新しい参考書や問題集などを購入してしまう人がいるようです。勉強をはじめて間もない時期でしたらそれも良いでしょうが、直前期の場合は新しい教材に手を出すのは控えたほうが良いでしょう。
まず、第一に考えられるのが「記憶の定着につながらない」ということです。手元にある教材だけでも記憶があいまいで間違えてしまう場合もあるはずですから、新しい教材に手を出すのではなく、今ある教材を何回もこなして記憶の定着をはかったほうが合格への近道といえます。
第二に「勉強のスケジュールがくるう」からです。直前期は今までの勉強のなかで得意科目の知識をさらに定着させ、各教科の横断的で複雑な情報を整理する時期です。それには今までのスケジュールに従い勉強を続けることが重要で、記憶の定着につながる一番良い方法なのです。
第三に「よけい不安が広がる」からです。新しい教材を手にすると、どうしてもそれに力が入ってしまいます。そうするとせっかくのスケジュールがくずれてしまいますし、また今まで聞いたこともないような新しい情報が入ってきて、それを知らないことに逆に不安を感じてしまうかもしれません。
試験は満点をとる必要はありません。直前期になったら新しい教材に手を出さず、見慣れない問題があっても「ここは出題されないところだ」と自分に言い聞かせ、ストレスをためないことも重要です。
本試験が近づいてくるとだんだん不安になるものです。そんな時にもあわてないで自分と今までやってきた教材、勉強方法を信じて今までのペースを守り当日に臨みましょう!
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