社労士合格のための記憶術!①
出題は範囲の広さも膨大ですが、細かさと深さも想像を絶するものがあり、勉強を進めていくと覚えなければいけない事柄が次から次へと出てきます。
しかも違う法律なのに微妙に数字や言葉が似ていたりするので、正確な記憶が必要になります。
法律や制度の理解は大前提ですが、単純に記憶・暗記する項目も多く、その量の膨大さから“忘れる”こととの戦いになってきます。
ましてや「人間は忘れる生き物」という言葉もあるくらいなので、覚えたそばからどんどん忘れていきます。
そこで、ここでは一度覚えたら忘れにくく効率の良い「暗記のコツ」を考えていきたいと思います。
暗記の達人を目指す!
脳のしくみ
私たちの脳は、生きるために必要な情報を最優先で記憶するようにプログラミングされています。
歩き方や食べ物を食べることなど教えられなくても自然とできるようになっています。
では、資格取得のための勉強はどうでしょうか?もし、これがなかったら生活していけなくなるでしょうか。
そうです“生きる”という観点からみると微妙なところですね。
特にそれが自分の生活とまったく関係ない名前だったり意味のない数字だったりしたら、一瞬覚えたとしてもすぐにポイ捨てしてしまうのも当然といえば当然のことなのです。
記憶力を高めるには
たとえば「0245713968」という意味のない数字があります。こんな意味のない数字を私たちの脳はすぐに記憶できるようにはなっていません。
なぜなら生きるうえで必要ないからです。これはどんなに頭の良い人でも同じことなのです。
でも、数字を三つずつブロックにしてみたり、ゴロ合わせにしてみたり、生年月日に合わせてみたりすることで意味のない数字に“引っかかり”ができていきます。
こうすることで、無意味な数字の固まりであったときと比べて、すこし覚えられそうな気がしてきませんか?
暗記のコツとはそういうことで“引っかかり”あればあるほど必要なときに脳から情報を取り出しやすくなります。
つまり意味のない情報を意味のある情報に変えてあげるのです。自分と関係のある事項や興味を持っていることなど、身近に覚えている知識とくっつけてあげることで記憶力は格段にアップするのです。
忘れない情報にするには
“引っかかり”をつくり意味のある情報にするなど記憶定着のための工夫をしてみても、すべて完ぺきに記憶できるというわけではありません。
それは脳が必要な情報とそうでない情報を選別して脳に残しているからです。そして“生きる”ために不要な情報はどんどん忘れさられていきます。
であれば脳にこの情報は「生きるために重要度が高い」と思わせることができれば、忘れることなく記憶を定着させることができます。
繰り返しインプット&アウトプットされる情報は、必然的に重要度が上のほうになっていきます。そうすると脳は、これだけなんども同じ情報が出入りするのだから、生きるうえでこの情報は重要であるに違いないと判断するようになります。
ということで、結論は「なんどもくり返す」です。
情報の出し入れをしつこいくらいに何度でも反復することで、記憶は定着するのですね。
楽しく覚える
そうは言っても単純な暗記は、飽きる、つまらない、苦しいなどなかなか根気が続かないものですよね。どうせだったら楽しく暗記できるようになれば最高です。
その方法としては、無理やりにでも覚えることを“おかしく”することです。「ゴロ合わせ」をつくるときも、自分の知っている人が登場したり、過去のおもしろいエピソードを盛り込んだりすることで、楽しい暗記ができるようになります。
具体的には事項から学んでいきましょう。
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