社労士合格のための記憶術!②
試験ではかなり細かい数字まで出題されますので、それを覚えるためにはそれなりの工夫が必要です。
そのテクニックが「ゴロ合わせ」や「場所記憶法」ですね。私も数多くのゴロをつくって覚えました。
それではそれぞれのつくり方のポイントを見ていきましょう。
「ゴロ合わせ」をつくってみよう
ゴロ合わせ術をみがこう
①なるべく自分でつくる
「ゴロ合わせ」の本なども書店で販売していますが、自分で作ったものの方がイメージがはっきりと浮かびやすい場合が多いので、なるべく自分でつくったほうが良いでしょう。
②ゴロの内容は現実離れしていてもOK
とにかく覚えられればいいのです。インパクトがあればあるほどOKです。
友だちが出てきてあばれまわったり、家族で宇宙にいったり、ビールの海で泳いだり、なんでもありなのです。
注意しなくてはいけないのは、分かりやすさと長くならないことです。インパクトがあり簡単で短いものをつくるようにしましょう。
③最初の1文字だけでも効果的
最初の1文字さえ出てくれば、後はスラスラと思い出せる場合があります。記憶を引き出すヒントとして、最初の文字だけでも覚えておくことはかなり有効です。
(例) 「賃金支払5原則」の場合
ゴロ⇒『通帳全額月一定期(つうちょうぜんがくつきいちていき)』
つう=通貨払いの原則
ちょ=直接払いの原則
ぜんがく=全額払いの原則
つきいち=毎月1回以上払いの原則
ていき=一定期日払いの原則
数字の覚え方
数字はどの法律でも必ず覚えなければなりません。「1」なら“い”、「2」なら“に”だけではバリエーションが限られゴロをつくるときに苦労しますので、自分なりのいろいろなパターンをつくっておきましょう。
「場所記憶法」を試してみよう
これは、古代ギリシャ・ローマ時代から使われてきた、記憶術の定番中の定番といえる方法で、自分が見慣れている場所に覚えなければならないワードをあてはめ、場所と関連させて覚えていくやり方です。
それでは、「健康保険法の適用が除外される者」を例にして実際にやってみましょう。
[覚えたい内容]
ここでは「健康保険法の適用除外者」を例にとります。
①船員保険の被保険者
②臨時に使用される者
(ア)日々雇い入れられる者
(イ)2ヶ月以内の期間を定めて使用される者
③季節的事業に使用される者
④臨時的事業に使用される者
⑤事業所で所在地が一定しないものに使用される者
⑥国民健康保険組合の事業所に使用される者
⑦後期高齢者医療の被保険者
[必ず覚えている場所]
自分が必ず覚えている場所を取り出します。ここでは、自分の住んでいる家の部屋からリビングとします。
1)自分の部屋
2)トイレ①
3)トイレ②
4)洗面所
5)お風呂
6)台所
7)リビング
[覚えたい内容と場所を結びつける]
覚えたい内容と場所を一つひとつ無理にでも結びつけていきます。そして、結びつけた絵を頭の中でイメージするのです。
1.私の部屋に船員さんが寝ていた。
→あわてて階段をかけ下りトイレにかけこむと
2.日雇いの人が修理をしていた
3.トイレの修理は2ヶ月以内で直るらしい
→トイレから出て洗面所に行くと
4.洗面所の窓から四季折々の季節の花を見ることができる
→洗面所から出てお風呂でシャワーを浴びようとしたが
5.シャンプーの置かれている場所が一定ではないので探してしまった
6.台所では、国民健康保険組合で働くお母さんがご飯をつくっている
7.リビングでおじいちゃんと一緒にご飯を食べた
ポイントは、どれくらい強くイメージできるかです。聞くところによると円周率暗記のチャンピオンも、この方法を使って暗記している人がいるようです。
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