『健康保険法』攻略法
労働者災害補償保険法が労働者の「業務上の事由又は通勤」による災害がおきた場合に補償される給付の内容を定めているのに対して、健康保険法は労働者の「業務外の事由」による疾病・負傷・死亡・出産とその扶養者の疾病・負傷・死亡・出産に対し保険給付を行うものです。
勉強する上では、労働者災害補償保険法や国民健康保険法と比較しながら進めると、理解度が深まります。
出題形式 | 試験科目 | 出題数 | ||
択一式 | 健康保険法 | 10問 | ||
選択式 | 健康保険法 | 1題(5問) |
学習のポイント
公的な医療保険制度ですが、民間の健康保険組合などを保険者としている点が健康保険法の特徴といえます。その設立から解散までの細かな規定が出題されますので、丁寧な勉強が必要です。勉強のメインは保険給付ですが、そのなかでも「療養の給付」は保険給付の中心となる給付なので、本試験ではよく出題されています。
健康保険法を勉強する際はそれぞれの種類や名称などの「全体を通した理解」をしたうえで「細かい規定」を覚え、それから「他科目との横断学習」を進めていくとスムーズです。
通達などから難易度の高い出題もありますが、まず保険者、被保険者、保険給付などの基本事項を押さえたうえで、過去に出題された細かな通達を勉強していきましょう。
頻出問題
①「目的・理念、保険者」
保険者
②「適用の範囲」
被保険者、被扶養者
③「標準報酬月額及び標準賞与額」
標準報酬月額の決定及び改定
④「被保険者の傷病に関する給付」
療養の給付、保険医療機関等の指定、傷病に関するその他給付、傷病手当金
⑤「高額療養費等」
高額療養費
⑥「資格喪失後の保険給付」
資格喪失後の傷病手当金・出産手当金
⑦「費用の負担」
国庫負担、保険料額、保険料の徴収・納付
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公開日:
最終更新日:2020/09/03