『労働保険の保険料の徴収等に関する法律』攻略法
労働保険の保険料の徴収等に関する法律(以下、労働保険徴収法)は、①労働者災害補償保険法と②雇用保険法の2科目にまたがり出題される科目です。昭和47年以前はそれぞれの法律で別個に規定されていたため、両者に共通する保険料の徴収方法を一元化し労働保険事業の効率的な運営が行われるようになりました。
労働保険徴収法では、保険料の申告・納入方法や計算方法などの出題が多いので、実務的な項目を中心に勉強を進めていきます。
出題形式 | 試験科目 | 出題数 | ||
択一式 | 労働者災害補償保険法の出題10問のうち | 3問 | ||
雇用保険法の出題10問のうち | 3問 | |||
選択式 | 労働者災害補償保険法(労働保険徴収法を含む) | 1題 | ||
雇用保険法(労働保険徴収法を含む) | 1題 |
学習のポイント
納期限や労働保険料の計算問題、また延納の具体的な方法など手続きに関する細かい規定が多く不得意とする方も出てくる科目です。ですが、法令からの出題がほとんどですので、基本を理解しながら勉強すれば得点源とすることができます。
択一式の出題形式は1つのテーマで1問を形成するパターンがほとんどで、労働者災害補償保険法と雇用保険法から3問ずつ、合計6問出題されます。
選択式についての出題実績はありませんが、出題されたときに対応できるように対策すべきでしょう。
労働保険徴収法では、細かい数字が多く出てきますので正確に覚える工夫が必要となります。
頻出問題
①「保険関係」
保険関係の成立・消滅、保険関係の一括
②「労働保険料」
賃金総額、保険料率、メリット制
③「労働保険料の申告・納付手続き」
申告・納付の手続きの概要、概算保険料の額、概算保険料の申告・納付、概算保険料の延納、確定保険料
④「労働保険事務組合」
目的及び定義、認可及び廃止等
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公開日:
最終更新日:2020/09/03