『労働者災害補償保険法』攻略法
労働者災害補償保険法は、勤務中や通勤途上でケガ等をした場合に補償される内容を定めたものです。他の社会保険制度の給付に比べて、手厚い内容となっています。国が事業主から保険料を徴収し、被災した労働者に直接保険給付を行う方式で、確実に災害補償が行われます。
出題形式 | 試験科目 | 出題数 | ||
択一式 | 労働者災害補償保険法 | 7問 | 合計10問 | |
労働保険徴収法 | 3問 | |||
選択式 | 労働者災害補償保険法 | 1題(5問) |
学習のポイント
社会保険労務士受験生を悩ませるものに、複雑に絡みあった社会保険制度があります。これをうまく把握するためには「基本をしっかり理解し、他の制度との比較を行う」ことが有効となります。
労働者災害補償保険法は、社会保険制度を理解するための基本となっている制度ですので、これをしっかり攻略できるか否かによって社会保険制度全体の理解度が変わってきます。
ポイントは「保険給付」を確実に理解することです。なかでも「治癒前」の保険給付を中心に幅広く出題されますので、保険給付には何があり、それぞれどのような内容であるか、入念に勉強する必要があります。
頻出問題
①「業務災害と通勤災害」
業務災害の認定基準と具体的判断、通勤の定義と判断事例
②「給付基礎日額」
給付基礎日額の原則等、休業給付基礎日額、年金給付基礎日額
③「傷病に関する保険給付」
療養(補償)給付、休業(補償)給付、傷病(補償)年金
④「障害に関する保険給付」
障害等級の決定等、障害(補償)年金前払一時金、障害(補償)年金差額一時金
⑤「死亡に関する保険給付」
遺族(補償)年金、遺族(補償)年金前払一時金、遺族(補償)一時金
スポンサーリンク
公開日:
最終更新日:2020/09/03