参考書・問題集の選び方
基本書選びは、その後の勉強に大きな影響を及ぼす、重要な第一歩です。慎重に見極め自分にあう一冊を選びましょう。
① 信頼のおける業者・出版社から購入する。
② 古いもの、人からもらったものは使わない。
③ 同じような教材は複数購入しない。
④ 見やすく、レベルに合ったものを購入する。
⑤ 過去問題集は、解説が豊富なものを購入する。
①信頼のおける業者・出版社から購入する
選ぶ教材により、内容の理解度が変わり合否に直結する可能性がありますので、書店やインターネットでよく吟味して選ぶようにしなくてはなりません。
間違いのない方法は、「一番売れているものを選ぶ」ことでしょう。
自分に合う、合わないがありますが、今までの実績があるからこそ多くの人に選ばれているのであり、初めての場合ならなおさらスタンダードなものを選んだほうが賢明ではないでしょうか。
インターネット上で個人的に販売されている教材は、発行年月、内容や信頼性などをよく確認して購入してください。
②古いもの、人からもらったものは使わない
特に法律系資格の試験では、法改正部分が必ずといっていいほど出題されます。古い教材ですと改正前の情報しか載っていませんので、なるべく最新の教材を使用するように心がけましょう。
また、教材を人に譲るといことは、教材がきれいでもう一度つかえる状態ということなので、「あまり使用しなかった=あまり役に立たなかった」可能性がありますので、その点でも要注意です。
③同じような教材は複数購入しない
教材が多いほうが気持ち的には安心します。ですが、多くありすぎるとせっかく覚えた内容がどの本のどこに載っていたかを思い出し、探すのに時間が掛かってしまいます。また全部やり切ることが出来ず消化不良を起す可能性もあります。
基本書なら一冊と決め、内容的に不足している部分は書き加える、付箋を貼る、他の資料のコピーを貼るなどすれば自分オリジナルの基本書が出来上がります。一冊に手を加え情報を集約することにより、印象に残り「あの内容は、あのページのあそこにあったな」と記憶の糸をたどってスムーズに情報にたどり着けるようになります。
問題集も複数のものを購入して広く浅く勉強するより、教材をしぼり込み狭く深く勉強したほうが、記憶にのこります。
④見やすく、レベルに合ったものを購入する
一口に見やすいといっても人それぞれ好みがありますが、まずパラパラとめくったときの第一印象を見ます。それから単色刷り・多色刷りなどの色、字の大きさ、レイアウト、図や表の有無などを見比べていきます。ここで妥協すると後々まで使いづらい思いをしながら使用することになってしまいますのでよく吟味します。
それと、自分のレベルにあったものを購入することも重要です。過去問題集ですと、過去10年分収録や過去5年分収録などがありボリュームはさまざまです。多くの問題を解いたほうがより合格に近づきますが、ボリュームのあるものを選択して消化不良になっては元も子もありません。
また、全部に手が付けられなかったことによりフラストレーションがたまりモチベーションが下がる恐れがあります。適度な内容のものを何回もくり返し解くのも一つの方法です。自分の現在のレベルや確保できる学習時間に合わせて、教材を選択するようにしてください。
⑤過去問題集は、解説が豊富なものを購入する
過去問題集は、過去に出題された問題とその答えが載っているので、その部分はどの本を購入しても同じです。では、選ぶ基準はどこかというと「解説」です。解説のボリュームの少ない本ですと、答えは分かったけれどなぜこの答えになるのか理由が分からない場合がでてきて、また違う参考書をひらくはめになります。なるべく解説のしっかりした、できれば図や表まで入っているものを選ぶことをおすすめします。また、基本書と同じ出版社であれば、お互いにリンクしている場合が多いので、使いやすいといえます。
ポイント
参考書などは持っているだけで安心してしまうので、どうしても増えてしまいがちです。ですが多くなりすぎると情報が拡散してしまいふり返りや確認が難しくなります。なるべく教材は少なくして情報を集約したほうが、効率的な勉強につながります。
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公開日:
最終更新日:2020/09/03