*

平成28年(第48回)社会保険労務士試験合格発表

公開日: : 試験情報

平成28年(第48回)社会保険労務士試験の結果が、11月11日(金)に官報及び全国社会保険労務士会連合会の社労士試験センターホームページ上で発表されました。その実施概況は、以下のとおりです。

第48回試験の合格率は「4.4%」

平成28年(第48回)社会保険労務士試験の合格率は、前年の2.6%から1.8ポイント上昇したものの、史上2番目の低合格率である「4.4%」となりました。
最近の合格率は隔年で高低をくり返す傾向にあります。平成25年(第25回)はそれままで一番低い5.4%だったこともあり、翌年の平成26年(第26回)の合格率は大幅に上がり9.3%に達しました。この傾向を考えると、今回の合格率は、前回の2.6%からある程度上昇すると予想されていましたが、前回に引続き低合格率となる「4.4%」にとどまりました。
この結果から社会保険労務士試験は、合格率が「5%」を下回る超難関資格となったとみるべきかもしれません。今後も受験者数が大きく減少しない限り、合格者数が20人に1人という低合格率が続いていくものと予想されます。
ただ、択一式の合格基準点は「42点」となり、前年から3点引き下げられていますので、あきらめることなく最後までがんばることで合格への道が開かれます。

20161122142129-0001

択一式試験の合格基準点は、「42点」

今回の択一式試験の合格基準点は、過去10年間で最も低い「42点」となりました。
前回の45点から3点低い「42点」で決定されたことが、2.6%から「4.4%」へ合格率が上昇した大きな要因となったようです。
また、科目別の3点の救済措置が「労働・社会保険の一般常識」「厚生年金保険法」「国民年金法」の3科目でとられたことも、大きな影響を与えました。
ただし、今回を含めた10年間(平成19年~28年)をみると3点の救済措置が行われたのは2回だけであり、今回の合格基準の引下げは幸運だったと言えそうです。

選択式試験の「2点」救済は、労働常識、健康保険の2科目

選択式試験の合格基準は、原則各科目3点以上を合格点としていますが、3点以上の得点者の割合が低かった科目は2点を合格点として救済しています。
4年連続で「健康保険法」が2点救済の対象となり、救済措置の常連と言えそうです。
択一式の合格基準と比べて、選択式の合格基準はかなりハードルが高く設定されたような印象を受けます。

20161122142147-0001

スポンサーリンク

関連記事

第46回社会保険労務士試験お疲れ様でした!

社会保険労務士試験を受験されたみなさま本当にお疲れ様でした。 手ごたえはどうでしたでしょうか?

記事を読む

第46回社会保険労務士試験合格発表

平成26年(第46回)社会保険労務士試験の結果が、11月7日(金)に官報及び全国社会保険労務士会連合

記事を読む

平成27年(第47回)社会保険労務士試験合格発表

平成27年(第47回)社会保険労務士試験の結果が、11月6日(金)に官報及び全国社会保険労務士会連合

記事を読む

第49回(平成29年度)社会保険労務士試験の日程が発表されました

第49回(平成29年度)社会保険労務士試験の実施について公示され、4月17日から受験申込書の受付が始

記事を読む

第50回(平成30年度)社会保険労務士試験の日程が発表されました

第50回(平成30年度)社会保険労務士試験の実施について公示され、4月16日から受験申込書の受付が始

記事を読む

第48回(平成28年度)社会保険労務士試験の日程が発表されました

4月8日に第48回(平成28年度)社会保険労務士試験の実施について公示され、4月11日から受験申込書

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


スポンサーリンク

平成30 年度の年金額改定 ~年金額は昨年度から据え置き~

総務省からの、「平成29 年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食品を含む

現物給与の価額が改定 【平成30年4月~】

厚生年金保険および健康保険の被保険者が、労働の対償として通貨以外のもの

雇用保険二事業助成金の整理統合【平成30年4月1日~】

厚生労働省は、「雇用保険法施行規則及び建設労働者の雇用の改善等に関する

平成30年度の雇用保険料率は前年度から据え置き【平成30年4月1日~】

平成30年4月1日から平成31年3月31日までの雇用保険料率は前年度か

労災保険料率が改定されました!【平成30年4月1日施行】

労災保険料率が、平成30年4月1日より改定されました。内容は以下の通り

→もっと見る

  • 【生涯学習のユーキャン】

    テレビCMなどで有名な「生涯学習のユーキャン」は、趣味・検定・資格など幅広いジャンルの講座を取り扱う通信教育最大手の会社です。

    【LEC東京リーガルマインド】


    LEC東京リーガルマインドは、語学・不動産・福祉・簿記・法律などの講座を持つ老舗の資格学校です。特に法律系の資格に強く弁護士や司法書士などの合格はトップクラスで、法科大学院も開設しています。

    【資格の学校TAC】

    資格の学校TAC(タック)は、公認会計士や税理士など会計系の資格に強く合格率はトップクラスです。25年以上の豊富な指導実績があり、社会人でも無理なく合格スキルが身に付くよう戦略的なカリキュラムが用意されています。

    【資格の大原】
    資格の大原 社会保険労務士講座
    資格の大原は、学校法人なので学校運営・講座運営がとてもしっかりしています。コースの中に法改正講座や過去問題集、横断整理の教材などが全て入っているので安心して勉強に取り組めます。

    【通信教育のフォーサイト】


    通信教育に特化しているからこそ可能となる割安な価格。フルカラーで分かりやすいテキスト。満点を目指す勉強ではなく合格ラインをクリアすることに主眼を置く効率のいい勉強方法で高い評価を得ています。

    【資格講座のエル・エー】

    L・A(エル・エー)は2006年に設立された通信教育専門の会社です。通信教育専門とすることで、コストを下げオンライン講義付きで「99,000円」という大幅な低価格を実現しています。

    【ケイコとマナブ.net】



    「ケイコとマナブ.net」は、自宅近くの資格学校所在地や講座情報を簡単に探せ、資料請求もスムーズに出来ます。

    【資格を取るなら!総合資格ナビ】



    総合資格ナビは行政書士、社労士、簿記、公認会計士、宅建などをはじめとして、各種資格取得のための講座情報を掲載し無料で資料請求できるサイトです。

  • にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ

PAGE TOP ↑